我が家の3ぬいたち
最近新しいぬいぐるみをお迎えしました。
サンアローのpotteシリーズのしろねこちゃん。
お名前は牛乳みたいに白いから、韓国語で牛乳という意味の「うゆ」ちゃんにしました。
(余談)最近推し(西島蓮汰くん)の影響で、韓国語を勉強しています。
まっしろでふわふわの愛らしい姿とのギャップがいとおしい、やんちゃそうな顔に一目ぼれして、お迎えする予定ではなかったのに迎えてしまいました。
我が家のおでかけメインぬいぐるみはこれで3ぬい(ぬいぐるみの単位)になりました。
フォロワーさんから、「なんとなく共通点があるような気がする」と言われました。
3ぬいはそれぞれお迎えした地域、実家(ぬいぐるみの製造元)もバラバラですが、私による一目ぼれという共通点でお迎えしただけあって、なんとなく似ているような気がします。
3ぬいになってからなんだかバランスがよくなった気がしました。
3という数字のイメージ
なぜ3になるとバランスがよくなるのか。
図形においては、1だと点に、2だと線に、3になると三角形という図形になります。
色では、加法混色において赤、緑、青の自ら光っている色で様々な色を作り出すことができ、全てを混ぜると白色になります。
一方で減法混色においては、水色、紫色、黄色の光っていない色(絵の具など)を混ぜると様々な色を作り出すことができ、全てを混ぜると黒になります。
宗教の概念であれば、キリスト教の三位一体(父・子・聖霊)、ヒンドゥー教の三大神(ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァ)など、3つで1つというある種の安定を意味することがあります。
本質的に、3にバランスが良さを感じる認識があるのかもしれません。
3とニュートラル
私は数字の中では3が一番好きです。
色であれば、白と黒よりグレーが好き。
夏と冬であれば、どちらかといえば春と秋が好き。
3という数字には、ニュートラルな印象があるからです。1つだと独善的であり、2つだと対立構造が生まれてしまう中で、3はどちらにも寄せることができ、どちらの中間になることもできる最小の選択肢だと思うからです。
どっちつかずの揺らいでる状態が、自分の「平等でいたい」「対立したくない」という情けない性格を表しているような気がしています。
そして「調和していたい」「争いたくない」というような現状維持を求め続ける性格を表しているような気がします。
3とグラデーション
しかし、グレーの中でも、薄いグレーもあるし濃いグレーもあります。
春と秋のどちらが好きかに対しては、冬から夏になる何かが始まる感じが好きなのか、それとも、夏から冬になる何かが終わる感じが好きなのか。
第三の選択肢はグラデーションであり、1と2のどちらに寄っているのか、結局は決断を強いられます。
種族でいえば、きつね、スナネコ、しろねこで、どちらかといえば猫に寄っている。
色は、濃い目のブラウンきつねくん、薄めのブラウンすな丸ちゃん、白のうゆちゃん。
一見バランスよく分散しているように思いますが、どちらかといえば薄いに寄っています。
グラデーションのどこが濃いのかを考えることで、そこに「個性」や「意味」が見出せるような気がします。その最小単位が3であるように感じます。
3と共通点
3つの共通点を探すことでも自分の個性を発見することができます。
3ぬいに共通することは、「ぬいぐるみ」であること。また、「動物」であること。「もふもふ」であること。
ここであえて「人間」の「おにんぎょう」ではなく「動物」の「ぬいぐるみ」を選んだことが、自分の個性であると思います。
1ぬいだけでも「もふもふ」の「動物」の「ぬいぐるみ」が好きであるという事実に変わりはないけれど、3つ集めることによって、好きなものの要素がより強固になって現れてきます。
そうして見出した好きなものの要素、すなわち個性に価値があると自分だけは信じて守っていきたい。
3番目に何を持ってくるか
3番目に何を選ぶかによって、知らず知らずのうちに大きな選択をしていると気づきました。
それと同時に3つ選ぶことで終わってしまうのであれば、選びたくない、といった逃げ腰な感情も湧いてきました。
わたしにとって3という単位は、始まりであり終わりであるように感じます。
選びたくないと思いつつ、選ばなければならない場面はいつかやってきます。だからこそ、3番目を迎える日を大切にしたいと思いました。
そして、勇気をもって3番目を選んだ時に、見出せた個性を深堀して、そこに意味を見出して生きてきたいと思いました。
3ぬいリーチ
ふとベッド(お気に入りぬいぐるみ置き場)を見ると、3ぬい単位にリーチがかかっていました。
ウン10年の仲間いるかちゃんと引っ越してからであったさめちゃん。
なんとなく海の生き物という共通項が見えてきます。ここで真っ黒なシャチを選ぶのか、真っ白なジュゴンを選ぶのか、大きなクジラを選ぶのか。それともタコやイカを選ぶのか。
実家から一緒のもちもちシベリアンハスキーのヒバリくんと、IKEAでお迎えしたシベリアンハスキーのクーちゃん。
共通項はおそらくシベリアンハスキー。私はシベリアンハスキーが好きなのかもしれません。
共通項を守るなら、次は茶色いシベリアンハスキーを迎えるのかも。でも、色で選ぶなら全身真っ黒の犬を選ぶかもしれないし、全身真っ白の犬を選ぶかもしれない。あるいはオオカミのぬいぐるみを選ぶのかもしれない。
3番目になにを選ぶのかは直感なのか、共通項から選ぶのか、どうなるかわかりません。
そして明日選ぶのか、10年後選ぶのか、いつ選ぶのかも未定です。もしかしたら選ばないまま一生を終えるかもしれません。
いつか来る選択の時を待ち望むと同時に、なんだかちょっと怖いような気もしています。
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