何も楽しくない
梅雨の時期だからなのか、低気圧なのか、6月という微妙な時期だからなのか。
何をしても楽しくない。この世のすべてが無味無臭に感じる。
人生なんて本当は意味がないのに意味を見出しているだけ。
調子が悪いとこういった「虚無」のモードになることが多いです。
気分転換
something new
そんな日はとにかくいつもと違ったことをしてみるといいと最近になって気づきました。
「虚無」モードになったときは、何か日常に変化が足りていない、何か新しい刺激に触れると少し元気が出ます。
この日は、普段行かない時間帯のコンビニに行くことにしました。
美形のお兄さん
私は帰宅するついでか、出かける道のりでコンビニに行くことが多いです。今回は一度帰宅して、数時間「虚無」モードを展開してから、コンビニに向かいました。おそらく今日のsomething newは、コンビニの新商品のお菓子とかそういうものだろうと思いながら歩いていました。
コンビニ付近を歩いていると、タクシーから美形が降りてきました。
正直マスクをしていたので顔はよくわからなかったのですが、身長180cmくらいの全身黒ずくめの男性が現れました。
「あ~美形だ。」くらいの気分で私はコンビニに向かったのですが、すれ違ったときにすごくいい匂いがして、びっくりしました。
今まで交流があった男性といえば、父(香水つけない)と兄(香水つけない)くらいだったもので、まずいい香りがする異性というのが自分にとっては初めての遭遇でした。
香水をつける異性というのは事実としては理解していましたが、体験として感じ取ったのは生まれて初めてで、すべてが衝撃。
何もかもがつまらないと思っていましたが、「あのお兄さんと同じ香水を見つけたい」という欲求が生まれ、色々と香りもの探しをすることにしました。
香水探しの日々
過去に好きだった香り
普段使っている香水
私は社会人になってから、「香水というものをつけてみるか」という気分になり、ルミネに行ったことがあります。そこで購入したのは、「AUX PARADIS」の「#08 Pure」です。
AUX PARADISのボトルデザインのシンプルさに惹かれて、「初めての香水はここで買いたい」と思いました。私はラベリングが好き。中身や原材料がおしゃれに書いてあるデザインが好き。よく見ると何の成分が書いてあるのかがわかるボトルがかわいいです。
AUX PARADISの香水の中で、一番好みだったものを感覚的に選んだ結果、「#08 Pure」を迎えました。
使用香料はトップに「ベルガモット」、「イエローマンダリン」、「レッドペッパー」。ミドルに「ナツメグ」。ラストに「ムスク」の香り。上品だけど柑橘がさわやかに香るので万人に受けそうな感じ。でもスパイスの香りが個性的でもある感じ。
ちなみに香水の香りは時間ごとに変化するようで、トップ・ミドル・ラスト(ベース)の順番で移ろうそうです。それも初めて知りました。
ルームフレグランス
自分の中で奮発したな~と思うのが、ローラアシュレイのルームフレグランスです。
いい匂いがするおしゃれな部屋に憧れて、せっかくなのでちょっといいルームフレグランスを買いました。一般成人女性の私にとって、ルームフレグランスに5,500円は大金でした。
このときも直感的に好みの香りを選びました。
使用香料は「ジャスミン」と「オレンジ」。
ジャスミンは華やかで、オレンジは爽やかさよりも甘さの方が強く感じられて、これもまた万人受けしそうな香りでした。
SABONの限定
また、ショッピング中にいい匂いだと思いずっと覚えていたのが「SABON」の限定シリーズの「ワンダーズ・オブ・ジャスミン」の香りです。限定であることで結局買い損ねてしまったのですが……。
使用香料はトップに「ジャスミンリーフ」、「ペアー」、「ロータス」。ミドルに「ジャスミンアブソリュート」、「ピオニー」、「バンブー」。ラストに「サンダルウッド」と「ムスク」。
ドン・キホーテ
ファブリックミストを買いに
ちょうどファブリックミストが切れてしまったので、せっかくなのでドンピシャの香りを探しに行くことにしました。今までは無香料タイプを使っていましたが、無香料にも特有の香りがある気がします。
私は基本的に無難な選択肢を選びがちのため、特に嫌われなさそうな無香料タイプを何に関しても選んでしまいがちです。
しかし、自分には好みの香りがあると自覚してからは、「好きな香りを常にまといたい」という気持ちが湧いてきました。
ドンピシャだったもの
ドン・キホーテにて、ひたすらサンプルを嗅ぎ続け、購入したのが「ランドリン」の「ファブリックミスト アールグレイティーの香り」。
トップが「ベルガモット」、「オレンジ」、「マスカット」。ミドルに「ティー」、「ローズ」、「オレンジフラワー」。ラストに「ウッディ」と「アンバー」。
個人的にはマスカットが強く香って、甘くて爽やかな香りでした。
ちなみにアールグレイはベルガモットで香りづけをしたフレーバーティの総称だそうです。これも調べていく上で知りました。
またオレンジフラワーはネロリとも表現されます。
600円前後でこんなドンピシャの香りに巡り合えるとは思いもよらず、ウキウキ。
デパート
徐々に段階を上げていき、最後はデパートで好みの香水を厳選しに行くこととします。
せっかくなので、新宿伊勢丹の自分が知る限りで最もドデカいデパートに行きました。
DIPTYQUE
DIPTYQUEの中でお気に入りだったのが、夏限定の「ILIO」。
「ベルガモット」、「ジャスミン」、「アイリス」と、特徴的なのが「オプンティア」。ウチワサボテンの香りだそうです。これを嗅いだときの第一印象はキウイでした。南国フルーツの爽やかだけど甘い香り!
サボテンってこんな爽やかな香りを出すポテンシャルがあるんだ……。
すれ違った美形のお兄さんの香水はこれに近かったかもしれない……。
JO MALONE
JO MALONEでは「アールグレー & キューカンバー」が一番好みの香りでした。
トップがアールグレイの香りづけに使われる「ベルガモット」。ミドルが「キューカンバー」。ラストが「ビーズワックス」、「バニラ」、「ムスク」。
キューカンバーとはすなわちきゅうり。きゅうりからこんなに爽やかな香りがするとは……。
3種の神器
色々と嗅いでみて好きな香りの三要素が見えてきました。
柑橘
私は柑橘の爽やかな香り、特にベルガモットの香りに惹かれるみたいです。主にトップにベルガモットが入っていると好みになるものが多いです。他にもオレンジ、イエローマンダリンなどにも惹かれます。
柑橘の甘さ、爽やかさというよりも、少し苦みのあるベルガモットがあることが重要なようです。
花
ざっくりいうと上品なお花の香りが入っているものにも惹かれました。特にジャスミンの香り。
ローズとネロリが中心の香水も試してみたのですが、なんか少し求めているもの違う……?という感覚がありました。ベルガモットと花の掛け合わせは好みだと感じることは多いのですが。
フルーツ
柑橘と花の香りに加えて、特徴的に香る爽やかだけど甘いフルーツの香りがあると特に好きな香りになれました。「オプンティア」や「マスカット」、「キューカンバー」など。
ベルガモット×ジャスミン×任意のフルーツの香りに惹かれるということがいろいろと試してきた中でわかりました。
全体的にユニセックスで使える香水
好みだと思う香水は、そのほとんどがユニセックスに使えるものでした。好き嫌いが分かれにくい、爽やかな香りが好きです。
香りから、年齢、性別などにおいて共通認識が持たれないところが好みなのかもしれません。
香りと文脈
ところで、香りの好みというのは先天的に決まっているのではなく個体差があり、また状況によっても好みが変化するものなようです。
美形のお兄さん
例えば私は先日の美形のお兄さんからおそらくベルガモットとジャスミンとなにかの果物の香水が漂ってきて、美形っていい匂いがするんだ……と感動しました。
これが元気な時なら歯牙にもかけなかったかもしれないなか、私はこの世のすべてに興味を失った虚無モードでした。
美形のお兄さんとすれ違ってからというものの、いい香りのお兄さんに影響され、風呂もスキップせず、香水やその他香りについて興味を持って、数週間楽しく過ごすことができたのです。
うんこ
一方で、虚無モードのときに出会った情報がこれだったら、どうでしょう。
ジャスミンの香りの源は微量の「スカトール」で、うんこと同じ。
うんこと同じ。
薄めたうんこの香り。
ちなみに、オレンジの香りにも微量の「スカトール」が含まれている。
オレンジにも、薄めたうんこの香り。
じゃあ、おしゃれな部屋を目指してオレンジとジャスミンのフレグランスを置いていた私は、薄めたうんこの香りを部屋にまき散らしていただけ。
滑稽。
美形ってすれ違うだけで人を救うらしい
あの時なにか新しい刺激を求めて、たまたま美形のお兄さんとすれ違ったおかげで、新しい興味のあるジャンル(香水)に出会うことが出来ました。
そのおかげで、時間をかけて最終的に薄めたうんこの香りが好きだったということが判明しても、「なにごとも過剰はよくないってことだよな~」とポジティブに考えることが出来ました。
たまたますれ違った美形のお兄さんのおかげで、全てに興味を失った人が一人救われました。
ありがとう、美形のお兄さん。
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